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2012年6月14日 (木)

Certificate in Travel Health™への道②いきなり完結編

国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那です。

さて、以前ISTM(国際旅行医学会)のCertificate in Travel Healthを受験するぞ!とこのブログで宣言しました。
それ以来特に経過を報告することのないまま試験はとっくに終わっているわけですが、先日ようやく結果が帰ってきました。
 
20120605_71809

ジャジャーン!
おかげさまでなんとか合格しておりました。
というか、合格してなかったらこの場で報告しません。
僕はそういう器の小さい男です。ええ。

今年度は20人以上が受験しており、今後ますます受験者が増えることが予想されると思いますので、これから受験される皆さまへ、合格して調子こいている私からのささやかな情報提供をさせていただきたいと思います。
試験内容については「決して教えてはいけない」と誓約書を書かされましたので詳しくは書けませんが・・・。

1. 勉強方法
教科書は3つ読みました。

Yellowbook2012
■CDC Yellow Book

Image
■Travel Medicine

020688
■トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアル

と言っても全部読めるわけではないので、要点だけ流し読みするわけですが・・・。
1冊だけ選ぶとすればYellow Bookだと思います。
これらの本を読んだ上で、問題集を解いていきます。

Mcqsintraveltropicalmedicine3rdedi
■MCQs in Travel Medicine

時間がない方はこの問題集を解くだけでも大丈夫なのかもしれませんが、保証はできません。
忽那は某流しの家庭医の先生にいただいたアドバイス通り問題集を3週しました。

ちなみに、この問題集の解答と解説を日本語で掲載してくれているサイトがあります。
国際医療について考える
名前からしていかにも国際医療センターの誰かが作成しているっぽいサイトであり、Infinityという単語からある程度推測できますが、僕と同じ職場で働いているDCCの氏家無限先生が作成されているサイトです。
MCQsの解答だけでなく輸入感染症やワクチン全般についてかなり詳しく記載されており、大変有用です。

あと、忽那は以前岩田健太郎先生がIDATENメールに投稿してくださった「旅行医学総まとめ(idaten:002594)」というエントリーをEvernoteにコピペして満員電車の中でiPhoneで読んだりしてました。
これはMCQs in Travel Medicineの第2版を岩田先生が解説してくださったものです。
IDATEN MLに加入されている方は「IDATEN 旅行医学総まとめ」で検索すれば出てくると思います。

この辺を組み合わせて、勉強していました。
ご参考になれば幸いです。


2. 辞書の地図は破り捨てろ!

試験会場に英和辞書の持ち込みは可能ですが、世界地図が入った辞書はダメです。
試験会場で辞書をチェックされるのですが、私はここで試験官に「Hey, you can't use this dictionary」と言われてしまいました。
しかし、私はそこで怯まずに試験官の目の前で「フンヌウウウオオオオオ!」と地図を破り捨てて見せました。

Img_2277

そしてクールに「Maps are gone, and I can use this dictionary, OK?」と誤った文法かもしれない英語で試験官に破った辞書を見せると、試験管は「OK, OK, (Oh...Japanese crazy guy…)」と辞書を使用することを許可してくれました。
ついでに破った地図も持って行ってくれました。
まああえて試験官の前で地図を破る必要はないですし、辞書は全員チェックされるみたいですので、観念して事前に破っておいた方が良いかと思います。


3. 情報交換の場を作る
どのような勉強をすればいいのか、試験の登録はどうするのか、ホテルはどこに泊まれば良いのか・・・。
初めての試験ではこのような不安なことはたくさんあると思います。
また、お互いを励まし合いつつ勉強ができる相手がほしい、試験についての話ができる友達がほしい、と思うことも多々あるでしょう。
忽那は音羽病院の羽田野先生や東邦大学の渋江先生らと昨年9月にFacebook上に「Certificate in Travel Health™2012に合格しちゃおうぜ団」なる闇の組織を結成し、そこで情報交換を始めました。
最初は単に励まし合うだけの励まし系グループでしたが、合格者や経験者の先生方にも参加していただき、最終的には20人以上の大所帯で和気あいあいと勉強できました。
おかげで現地での受験も心細いと思うこともなく、またこのグループを通じて新たに知り合えた先生方もたくさんいらっしゃいますし、これだけでも受験した甲斐があったと思いました。
来年受験の方もぜひグループにご参加いただければと思います(すでに私は団長を引退した身ですが・・・)。

Img_2069_2

来年はオランダです。
皆さまのご健闘をお祈りしております!

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コメント

私も聞かれるのでまとめておこうと思ったところでしたが、まとめてくださりありがとうございました。

あまり臨床に従事していなかった私なりのポイントは以下の通りです。
・Yellow book を読みこめばよい→その後の診療への抵抗もなくなる
・トラベル・アンド・トロピカル・メディシン・マニュアルのみで対応が難しいところは、マラリア、ワクチン、特別な地域に旅行する際の注意、など
(Yellowbookはその部分を中心に読むでもいいかもしれません)
・問題集のマニアックな虫の知識などは参考程度でOK
・情報交換 なくして合格なし

宴会の勢いで始めたfacebookだったような気がしますが、本当にお世話になりました!

今後ともよろしくお願い申し上げます。

はたの先生

こちらこそ今後ともどうぞよろしくお願いします。
JNCもお疲れ様でした。

Yellow Bookはホントに超重要でしたね。
試験後もっと読み込んでおけば良かったと100回くらい後悔しました。
あとは先生のおっしゃるように情報交換ですね。
DCCの渡航鬼ユームゲン先生(エイムゲン、ビームゲンに対抗して命名)を巻き込めたのも良かったです。

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