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2012年1月31日 (火)

IでもなしにDでもなしに

皆様はじめまして。
阪南市民病院 総合診療科の北和也と申します。
当ブログ管理人よりゲストライターのお誘いがあり、このたび記事を書かせていただくことになりました。
感染症界のスーパーエースであられる管理人、また感染症界の昇り竜であられる忽那大先生、そして超絶スーパーレジデント小林君が織り成す、この緊迫した三つ巴の中に足を踏み入れるのは容易ではありません。
ブログ内はすでに聖域と化し、強力な結界が張られているせいか、記事を書いているそばから気を失ってしまいそうです(当直明けの寝不足との鑑別は至極困難)。

さて、何を書けばよいか見当がつきません。
ブログのタイトルが“ID CONFERENCE”になってるので、『感染症のことを書けばよいのですね?』と管理人にうかがいましたら、『別に感染症じゃなくても、頭文字にに“I”とか“D”とかが付いてたらいいよ』との温かいお言葉。
『僕に期待することは何ですか?』とうかがいましたら、『マンガのこととか書いてくれたらいい』との愛溢れる癒しのお言葉。
『荒れませんか?』とうかがいましたら、『もう荒れてるよ』との非常に心強いお言葉。
そんな管理人の期待に応えるべく、とりあえず医療系っぽい話をほんと少しだけ書いてから今日は寝ようと思います。

先週の話です。
40歳くらいの男性で市中肺炎の症例なんですが、さて、痰でも染めに行くかと思ってふと入院時心電図をチラ見したところ・・・
Img_2856
V1-V3で明らかにST上昇・・・!!!
うほ!!ま、まさか心筋梗塞!!?た、痰など染めている場合ではない!!!
し、しかし、症状はあまりにatypical、既往はアトピー性皮膚炎のみで、その他リスクファクターなど特になしっっ!!!!

…い、否!!!!ここはもっと慎重であるべき!!!!!絶対違うとは思いつつも、やはり最も危ないものは否定しておきたい!!!!

うん、やはり経胸壁心エコーでも明らかなasynergyなし…。
よくよくみると、rsR'パターン(右脚ブロックパターン)かつV1-V3のST上昇はsaddle-back型…。
こ、これはもしや、悪名高きBrugada型心電図では!?
恐る恐る聞きました。
Question1:失神したことはありますか?
Answer:ありません。
少しほっとする。

Q2:心電図異常を言われたことはありますか?
A:ありません。
Q3:ご家族で突然死した方っておられます?
A:数年前、兄が痙攣で救急車に運ばれて、ICUに入って原因不明の心不全で亡くなりました。
……は、はぅぅっっっ!!!!ほ、ほんものやんけーーすぺぺぺっっっ!!!!!!!

結局、入院中は特に問題なく経過し、数日の入院で無事退院いたしました。
興味深いことに、翌日の心電図は、
Img_2862
とST上昇がだいぶ緩やかになっており、そのまた1週間後には、
Img_2865
ただの早期再分極?って感じになっていました。
い、いったい何がおこっているというのだ…。

ということで、患者さんの安全を守るべく、Brugada症候群について勉強しました
 
しかし、気付けばAM2時を回ったので、続きは明日以降にしようと思います。
申し訳ありません。突然ですが、失礼いたします。すぺぺぺぺっっっ!!!!

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コメント

続きを期待しております.

続きを期待しております.

いま続きを書き終えました!!
でもアップの仕方がわかりませんf^^;

すぺぺぺぺっっっ!!!!

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