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2011年11月 5日 (土)

回帰熱シリーズ最終回@熱帯感染症ワークショップ

市立奈良病院の忽那です。
11月4日、東京大学で行われた熱帯医学会の熱帯感染症ワークショップで症例発表してまいりました。

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■熱帯医学会の会場と思って入ったら全然違ってて摘み出された安田講堂

熱帯感染症ワークショップは、大阪大学微生物病研究所の大石和徳先生がオーガナイザーとして、渡航後の感染症の鑑別診断や治療についての考え方をシェアするために熱帯医学会で始められた企画で、今回が第6回となります(ちなみに大石和徳先生はタイのメソットでの熱帯感染症研修も企画されており、忽那も3年前にタイのお寺に連れて行っていただきました。ご興味のある方はこちらのHPをご参考ください)。
ワークショップで呈示される症例は4つで、忽那は言うまでもなく回帰熱の症例を呈示しました。
その他3つの症例の発表施設は感染症のメッカである墨東病院、駒込病院、亀田総合病院ということで、仏像のメッカである市立奈良病院が完全に浮いてる感じですが、今回の座長の亀田総合病院の細川直登先生と都立墨東病院の中村ふくみ先生にご指名いただきましてありがたく発表させていただきました。

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前日から綿密な打ち合わせ(という名の飲み会)を行い、問診事項、鑑別診断の立て方など輸入感染症の重要なポイントが4症例を通して徐々に浮かび上がってくるようにしよう、ということで基本事項を多く含んだ症例である私は2番目に発表させていただきました。

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私の発表以外の3症例も大変興味深く、非常にためになる症例でした。
やはりメッカには面白い症例が集まるんですね。
特に駒込病院の菅沼先生のご用意されたハエの幼虫がうごめく動画は思わず「ギザカワユス!」と口に出てしまうほどの衝撃でした。
フロアとのディスカッションもとても盛り上がり、盛況のうちにワークショップを終えた後は、熱帯医学会らしく皆でインドカレーを食べて解散しました。

さて、これまで様々な場で回帰熱の症例発表をし、もはや伝統芸能の域と呼ばれるまでに昇華してきましたが、ひとまずこれで忽那の回帰熱シリーズは終了となります。
回帰熱の症例を経験することで、輸入感染症の奥深さを思い知り、もっと勉強したいと思えるようになりました。
また回帰熱症例を通して、たくさんの方々と出会えることができました。
一つの症例がこれほど一人の医師の人生を変えうるのだなあと我ながら驚いております。
今回の発表では、回帰熱の診断の際に大変お世話になったID surfer先生にもお会いしてお礼を言う事ができましたし、区切りがついたところで明日からは普通の感染症医に戻りたいと思います。
皆様、本当にありがとうございました!
 

 

最終回のような雰囲気ですがID CONFERENCEはこれまで通り普通に続きます。

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