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2011年9月27日 (火)

グラム染色カンファレンス@奈良

先日、グラム染色の明日を占う可能性がなきにしもあらずなカンファレンスが奈良で開催されました。
本日はID-CONFERENCE番外編として、このグラム染色オフ会の模様をフィクションを交えつつお伝えしたいと思います。
司会進行は、市立奈良病院の忽那がお送りいたします。

それでは参加者を紹介しましょう!

Photo_2 まずは日本のグラム染色業界を牽引する孤高の染め師、グラム染色道場師範!
今更説明するまでもありませんが、かの有名ブログ「グラム染色道場」の著者であり、またグラム染色界のカリスマとして君臨していらっしゃいます。
一説によると、かのグラム染色の創始者Hans Christian Joachim Gramと同い年という話です。
100万もの検体をわずか5分で全て染め上げる秘技「ペガサス流星染色」で昨年人間国宝に認定されたのは記憶に新しいところです。
今回は神戸からわざわざ瞬間移動を使って奈良にお越しいただきました。
 


Kirino_toshiaki そして、グラム染色界の新星、コソ染め太郎先生!
今回は、パートナーでいらっしゃるコソ染め子先生とご一緒に東京から奈良までお越しいただきました。
コソ染め太郎先生と言えば、「あんずの呼吸」のコソ染め日誌でお馴染みかと思います。
当ブログにも何度か鋭いコメントをいただいて、タダものではなさをビンビンに感じておりましたが、実際に拝見したそのお姿はまさに維新の志士そのもの。
おそらくグラム染色にある程度心得がなければ、コソ染め太郎先生の側に近づくだけでその圧倒的なオーラに失神してしまうことでしょう。
幸い僕はある程度心得があったので失禁するだけで済みました。

 

20090220133422 最後に、奈良の核弾頭、当ブログ管理人!
日本感染症界随一の男前として知られております。
これまでに落とした女の数について聞くと「喀痰中の白血球の数で例えるなら少なくとも良質検体にはなる」という名言を残したという伝説があります。
今回はグラム染色の両巨匠を取り持つ形でご参加いただきました。

  

 

そのようなグラム染色界の巨星たちをお迎えして、奈良市の居酒屋でカンファレンスは始まりました。
開始と同時に熱く繰り広げられるグラム染色トーク!
とにかく参加者全員がグラム染色への愛情を語りたくて仕方がないといったご様子。
しばらくして会場が十分温まったところで「あなたにとってグラム染色とは何か」という質問をしてみました。
まずはグラム染色道場師範の回答から!

1

アイテム!
これは予想外のお答えです。
てっきり「人生」とかお答えいただけるかと思っていたんですが・・・。
師範には「患者さんのために自分ができることを最大限に活かすことができる武器である」とのお言葉をいただきました。
そうか・・・全ては患者さんのために・・・。
会場の全員が号泣したことは言うまでもありません。

そしてグラム染色界の寵児コソ染め太郎先生の回答は!
1_2

趣味!
これまた意外にもクールな回答!
「生き甲斐」とか「オレの全て」とかそういう熱い回答かと思いきや・・・。
しかし、コソ染め太郎先生の真意はもっと深いところにありました。
「グラム染色に依存しすぎてはいけない。飽くまでグラム染色は診断の補助としての役割であるべきである」とのことでした。
グラム染色の有用性と同時に、その限界についても言及した含蓄のあるコメントでした。
これまた会場の全員がハンカチを濡らしていました。

P1010137

ここで師範のグラム染色講座!
生で師範のレクチャーが聞けるという貴重な体験でした。
「実はプロテウスと緑膿菌は見分けが難しい!」という金言をいただきました。

P1010143

さらに抗菌薬投与による菌体の変形(フィブロブラスト化)についてのレクチャーも!
PBP3に作用する抗菌薬では、菌体は図のように変形するそうです。
マニアックすぎて脳が痺れました。

負けじとコソ染め先生も名言を連発します!
グラム染色のClinical Pearlは?という質問に対するコソ染め太郎先生のお答えは!

2

「グラム染色好きに悪いヤツはいない」
ナイーブな中にもキラリと真理の光る名言です。
「えっ・・・じゃあオレも良いヤツなのかな・・・」と魂が浄化されていくのを感じた忽那でした。

ちなみに当ブログ管理人のグラム染色Clinical Pearlはこちらです。

P1010142

「グラム染色は教科書的でないことの方が多い」
グラム染色を繰り返すたびに、腸内細菌科と非発酵菌の区別がつきにくくなってきている忽那としては妙に納得できる一言でした。
教科書だけでは語れないグラム染色・・・。
管理人らしい実に深い一言だと感じました。

こんなことを話しながらあっという間に3時間が過ぎ去ってしまいました。
グラム染色道場師範、コソ染め太郎先生&染め子先生、そして忽那と管理人という5人が生み出しためくるめくグラム染色カンファレンスは、今後のグラム染色界に大きな影響を与えることでしょう(妄想)。
またいつか再開することを約束して、我々は大都会奈良からそれぞれの帰路に着いたのでした・・・。

グラム染色 イズ フォーエバー・・・。

- 完 -

2011年9月25日 (日)

輸入感染症講習会

Img_1347 市立奈良病院の忽那です。
9月23日、9月24日に国際医療研究センターで開催された輸入感染症講習会に参加してきました。
輸入感染症講習会は国立国際医療研究センターの国際疾病センター(DCC)が主催されている講習会で今回で6回目だそうです。

忽那は昨年も受講させていただき、渡航帰りの発熱・下痢患者の診療やマラリア診療などについて勉強させていただきました。
その経験によって診断につながった症例がいくつかあります。
輸入感染症を診る機会があまりない若い感染症医の先生はぜひともご参加をお勧めします。

Img_1353_3 そして今年度、なんと忽那はケーススタディのプレゼンターとして招いていただきました。
コレはまさにアメリカンドリームではないでしょうか。
「アレ?錚々たる講師陣の中に、知らない名前のヒトがいるな・・・(そして漢字も読めない)」と参加者に思われていたことと思いますが、厚かましくも症例呈示を務めさせていただきました。

呈示する症例は・・・まあ例のアレなんですけども。
もうすでに別の場で何度か発表しているのでご存知の参加者もいらっしゃったのではないかと思いますが、やり切らせていただきました。
大曲貴夫先生の進行のもと、漫才のような症例呈示になってしまいましたが、ご好評いただけたようでした(たぶん)。

その後の飲み会の席で神戸大学感染症内科のM先生に「先生のあの症例発表はすでに伝統芸能の域に達している」とのお褒めの言葉(でいいんでしょうか)をいただきました。
実はまだあと1回だけ症例発表の機会をいただいております(ホントどこまで引っ張るんでしょうね・・・)。
次は人間国宝を目指して頑張りたいと思います。

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