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2011年7月30日 (土)

母校に帰ってきました!!

どうも、「誰も俺を止められないぜ!!エグザイル・ハイテンション・ボーイ」こと小林ですm(_ _)m

我ながら、どんなキャッチフレーズなんだ。。。と思いますがε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

 

 

 

今回から、うちのボスの忽那先生の、これまたボスの笠原大先生にお許しを頂き、このブログをちょっこと書かせていただくことになりました。

押忍!!

 

 

 

さて、初めに何を書くか・・・

あ、そうそう先日、ボスのボスのもとへ研修に行ったことについて書きましょう!!

 

 

 

何を隠そう、去年まで奈良の医大にいましたから( ̄ー+ ̄)

 

 

 

医大の微生物検査室でGram染色して、顕微鏡を覗き続けること5時間。

背後から、声がしました。

「え~、これってほんま!?」

「何がですか!?」と、振り返ると、検査技師さんがこんなものを。。。

Img_0429_2

で、でたぁ!!!!!!!!!!!!Σ(゚д゚;)

 

れ、レジオネラ・・・ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ

 

 

あの低Na血症とかなるやつですか?

神経症状とか出るやつですか?

さっそく手持ちのiPhoneを使って、UpToDateをチェック!!

ちなみに、(自慢ですが、)個人購読してます。

 

 

UpToDateには、Legionellaの症状と発生頻度はこう書いてあります。

• Cough — 41 to 92 percent

• Chills — 42 to 77 percent

• Fever >38.8ºC — 88 to 90 percent

                >40ºC — 20 to 62 percent

• Dyspnea — 25 to 62 percent

• Headache — 40 to 48 percent

• Myalgia/arthralgia — 20 to 40 percent

• Diarrhea — 21 to 50 percent

• Nausea/vomiting — 8 to 49 percent

• Neurologic abnormalities — 4 to 53 percent

• Chest pain — 13 to 35 percent

 

 

 

さらに、Legionellaを疑う所見としては、

• Presence of gastrointestinal symptoms, especially diarrhea

• Neurologic findings, especially confusion

• Fever >39ºC

• The Gram stain of respiratory secretions shows many neutrophils, but few, if any, microorganisms

• Hyponatremia

• Hepatic dysfunction

• Hematuria

• Failure to respond to beta-lactam and/or aminoglycoside antibiotics

 

 

 

市立奈良のグラセン野郎こと小林としてはがっかり。

「痰をとって来ても、Gram染色でほとんど見えないか見つからない」だと!?

 

 

 

その患者さんの痰が、これ。

Img_0434

漿液性で血性混じり

これをGram染色すると。。。

 

 

 

なんと!!!

 

ナント!!!!!!

 

南都!!!!!!!!!!!(奈良だけに)

 

 

見えませんでした(。>0<。)

 

 

 

なので、一応、ポスターに貼ってあったGram染色写真をUpします。

Img_0443

 

そのあと、ヒメネス染色もやりました。

すると、

 

 

なんと!!!

 

ナント!!!!!!

 

南砺!!!!!!!!!!!(これは富山県らしいです)

 

見えませんでした。。。

 

本当はこんな感じになるそうです。

Img_0444

 

 

 

うちのボスこと忽那は

「見えた、見えたよ、小林君!!」

と、小学生張りにはしゃいでましたが、

学生時代、病理のスケッチ実習で培った心眼をもってしても、見えませんでした。

 

ちなみに、うちのボスは自慢のLumix GF1に収めてましたので、見せてもらってください。

見えませんから!!!

 

この患者の検体をこの2つの培地に塗ります。

Img_0448 Img_0449

生えるまで2週間ぐらいかかるとのことでした。

 


さぁて、、明日はどんな感染症に出会うのやら。。。

 

「今回のブログ」とかけまして、

「スーパーを襲った強盗」と解きます

その心は、

「レジを狙(Legionella)ってます」

 

お後がよろしいようで。。。(◎´∀`)ノ

 

2011年7月29日 (金)

Nobody Can Stop 小林

市立奈良病院の忽那です。
レイ・ハラカミさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

昨日の朝、研修医の小林から「肺炎球菌性肺炎の症例が当直帯に来たので、抗菌薬どうしましょうか」と相談がありました。
こういうのを聞くとテンションが上がりますが、まあ唾液のグラム染色で扁平上皮に乗った連鎖球菌を見つけて「肺炎球菌性肺炎やで!」とカラ騒ぎする研修医もいますので、こういうときは話半分に聞いておかないと。
と自分の高まるテンションを必死に抑えつつ、症例の概要と胸部レントゲンを確認後に小林と一緒に喀痰スライドを見に行くと・・・

P7290110

おお、これは確かに肺炎球菌。
強拡大でグラム陽性双球菌が10個以上見えます。

というわけでPCG 200万単位1日6回でオーダー。
病棟に届くのを待つのももどかしく「薬局までPCGを走って取ってきます!」という若さがほとばしる小林。

Img_0920_2

なぜか薬局からもらってきたペニシリンGのバイアルを持ってキメポーズをする小林。
なんかエグザイルみたいな感じを意識してるんでしょうか。
たぶん当直明けなのでテンションが高いんだと思います。

さて、PCGを開始して6時間が経過。

そろそろ肺炎球菌も激減しているに違いないと思い、再度喀痰を採取する小林。

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明らかに少なくなってます。
患者さんの中で肺炎球菌が阿鼻叫喚の悲鳴をあげながら消えていくのが分かります(実際には見えませんが想像力でカバー)。

「ソオオオオオイ!」

Img_0927

肺炎球菌をやっつけて勝利の雄叫びをあげる小林。
たぶん当直明けなのでテンションが高いんだと思います。

病原性が強いにもかかわらず最も狭域な抗菌薬で治療できる、という肺炎球菌性肺炎は研修医に感染症を学んでもらうのに最適だなあと改めて思いました。

なお、当院では基本的に当直明けの研修医には昼前には帰ってもらうようになっております。
小林は我々の「おまえもう帰れよ」という説得を振りきって「ソオオオオオイ!」してるだけです。
労働基準監督署の方々にはその辺のことをご理解いただければ幸いです。

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