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2011年12月12日 (月)

アスペルギルスの由来

市立奈良病院の忽那です。

普段から役に立つ情報の少ないことで知られる忽那のエントリーですが、今回は慌ただしい年末のどさくさに紛れて、普段のクオリティに輪をかけて役に立たない内容をお届けしたいと思います。
picasaで菌認識」「うどんCT」以来の役に立たなさだと思いますのであらかじめご了承ください。

突然ですが、皆さんはアスペルギルスの名前の由来をご存知でしょうか。
・・・。
そうでしょう、ご存じないでしょう。
ご存じないということで話を進めさせていただきたいと思います。




実はここだけの話、アスペルギルスの由来は・・・アスペルギリウムからなのです!!!




って言っても「アスペルギリウム」を知らないと思いますので補足いたしますと、よく僧侶系ジョブに就いている方がブンブン振っているホイミ的なアレです(適当な説明)。
という説明でも想像が付かないかもしれませんので画像を用意しております。

Photo

そうです、これがアスペルギリウムです。
だからなんだよって感じですけども。
つーかそんなに似てねえだろって感じですけども。

少なくともA. fumigatusはそんなに似てないと思われますよね。
これは以前撮影したA. fumigatusです。

Fumigatus_blue

なんか丸みがないんですよね。
これでアスペルギリウムっぽいと言えるのかと私は主張したいのです。
名付け親のPier Antonio Micheliさんに物申したいのです。
そんな憤りを抱える中、先日A. nigerが検出された患者がいました。

Niger_colony

まずこのコロニーのどす黒さ、たまんないっす。
ちなみに撮影は安全キャビネットの中でしておりますのでご心配なく。
このコロニーから染めたnigerの写真はこちらです。

Niger

おおっ!
こうしてみるとA.nigerは確かに丸くてアスペルギリウムっぽいですね。
もしかしたらPier Antonio Micheliさんが最初に発見したアスペルギルスはnigerだったのかもしれません(根拠なし)。

しかし、現代の眼からみるとアスペルギリウムなんかよりもアフロヘアーを想起しますよね。
人間で言うとジミ・ヘンドリックス先生、仏像で言うと五劫思惟阿弥陀如来座像あたりが脳裏に浮かんできます。

Photo_3

もし私が現代にアスペルギルスを最初に発見していたら、きっとAfrollium Hendrixとか名付けていたと思います。
というか、むしろ現代では使われなくなったアスペルギリウムに由来するアスペルギルスという名前よりもAfrolliumの方が医学生は覚えやすいのではないでしょうか。
ちょっと学会で問題提起してみたいと思います。
私の趣旨にご賛同いただける方は、後日「東大寺の五劫思惟阿弥陀如来座像を拝んだ後にジミ・ヘンドリックスを爆音で聴きながらA. nigerのコロニーを鑑賞する会」のご案内をお送りしますので、忽那までご連絡ください。



役に立たないとは思いつつ最後まで読んでしまった皆様、貴重なお時間をありがとうございました。
以上の内容は、ただのくだらない冗談ですので決して炎上させないでください。

ID conferenceでは感染症についてためになる情報の発信を心がけております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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コメント

nigarは先日の勉強会で酒だけじゃなくて、人からも出ると聴いて興奮していました。

それにしても黒いっすね〜。
麹的な香りとかするんでしょうか?

あ、安全キャビネットか…

いえいえ、くつな先生の情報はとても役に立ってるんです。
だって、今日なんて、いつかくつな先生が言われていたグラム染色の心霊写真が直に役だったからです。 心霊写真でガフキー10!!! OHマイガ~~!!  まっ、かなり優秀な技師さんが発見して、後程チール確認ってな流れでしたが・・・・。  物知り顔で、”あ~~これですね・・・。”なんて言っちゃいました。 くつな先生のブログがかなり役に立った一例でした。

 五劫思惟阿弥陀如来座像なんてサラッと出てくるあたり、「やっぱり奈良だ!」と実感します。高知なら、ネギが有名だから、ネギ坊主くらいかな。五劫思惟阿弥陀如来座像の方が高尚ですね。
 五劫思惟阿弥陀如来座像って、かなりファンキーなアフロヘアですね。昔の時代、どうやってこんなアフロヘアにできたのかな?って、仏像は空想の産物?実在の描写? 昔の人は、いずれにしても、このアフロヘアに憧れを抱いていたのですね。そういえば、サラサラヘアの仏像って見たことありませんね。
 何だか、爆笑しながら読んで、どうでもいいことを書いてしまいました、ごめんなさい。

コウジカビはA. orizaeです。A. nigerは字の如くメラニン色素を出すので黒いですが、血液寒天のような栄養分の高い培地では、黄色くなります。耳からよく出てくるので胞子見たら既に黒いです。ちなみにfumigatusは青緑という意味と聞きましたが忽那先生、何か書いてましたか?

こういうくだらない内容ほどコメント欄が盛り上がるという・・・。
皆様コメントありがとうございます。

>谷本くん
匂いに関しては、僕は鼻茸のため全く鼻が効かないので分かりません。
これは感染症医にとってかなり大きなペナルティですが、それを乗り越えて頑張っていくつもりです。

>港のともこ横浜横須賀先生
心霊写真が役になったようで嬉しいです。
今回の内容も万が一役になった場合はまた教えて下さい。
あまり役に立つ状況が想定できませんが。

>三省先生
僕は仏像が専門ですので、仏像に関しては何でもしっております。
ご存知かもしれませんが五劫思惟阿弥陀如来座像のアフロヘアーは、五劫という永遠に近い長い間瞑想を続けたため髪が伸びたためあんな髪型になったとのことです。
昔の人にもアフロヘアーの人がいたんでしょうかねえ・・・。

>師匠
fumigatusの由来については・・・すいません分かりませんでした。
青緑って意味なんですね。nigerと同じくコロニーの色で決めてるんですね。
nigerをコットンブルーで見ると赤く光って見えたんですが、写真には上手く写りませんでした。
何かコツなどありますでしょうか。

忽那先生、光の絞りが強すぎませんか?立体的に撮影しようとする場合、光度が多いほど良いですが。
あとは、顕微鏡の質じゃないかな

そう言えば、アスペルギルスさんってホイミスライムにも似てますよね。
あながち司祭様的棍棒とも縁がありそうな予感がしてしまうのは僕だけでしょうか?

>師匠
顕微鏡の質だとしたら・・・仕方ないですね。

>コソ染め先生
ホイミスライムとアスペルギルスの相同性について指摘したのはおそらくコソ染め先生が世界初だと思われます。
目からウロコです。

コソ染め太郎さま、忽那先生

先日販売され、瞬く間に無くなったスライム肉まんを変身させて、ホイミスライムにしんている人が居ました。単純にマクドのポテトを吊るしているだけですが。
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51681027.html

世に中広いです。

ちなみに私は食いっぱぐれました。

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