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2011年10月 7日 (金)

集まれ酵母たち!

市立奈良病院の忽那です。

前にも書きましたが、忽那が勤務する市立奈良病院は微生物検査室がないので、細菌への飢餓感を払拭するために2週間に一度奈良医大の微生物検査室にお邪魔しております。
この日は忽那にとって、クラピカで言うところのエンペラータイムです。

さて、今週は血液培養でクリプトコッカスが生えてきた検体があったので、それを染めさせていただきました。

Crypt

おお・・・悪魔くんの百目を思い出しました。
キモカワユスですね。

ちょうど同時期にカンジダ血症の症例が続いていたということで、C. glabrataとC. albicansも一緒に染めてみました。

Albicans

Glabrata

glabrataは仮性菌糸を出さないのが特徴です。
というわけで、上がalbicansで下がglabrataです。

Photo

こうしてみるとクリプトコッカスは丸っこいです。
次にこれら酵母たちを墨汁染色で比較してみることにしました。

まずはクリプトコッカスから。

100a

ギザカワユス!
莢膜がオシャレです。
まるで周りにオーラを纏っているような感じです。これはハンターハンターで言うところの「円」をしている状態ですね。
この円の中に入るとかなり危険です。
エンペラータイム状態の忽那といえども、容易には近づきがたい状態です。

そして次はalbicansです。

Albicans_2

分かりにくいと思いますので注釈付きです。
莢膜がないのでかなり見つけづらいです。ハンターハンターで言うところの「絶」の状態です。
そして最後にglabrata。

Glabrata_2

菌糸もないので、こうなると何がなんだか・・・。
かなり難易度高いッス。
酵母たちを墨汁染色で比較してみるとこんな感じです。

Photo_2

まあカンジダを墨汁染色する意義はないと思いますので、あくまで趣味ということで・・・。

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コメント

カンジタといえば、目に行くとヤバいことが思い浮かびました。

ハンターハンターについては、すいません。守備範囲外なので何も思い浮かびません(笑)

以前、カンジタを顕微鏡で見たとき、糸状だったんですが、仮性菌糸というからには本物ではないんでしょうか?
真性みたいな物があるとか・・・。
あの時調べたけど微生物学の本には載ってなかったから未だに疑問のままです。

ちなみに、『もやしもん』では、カンジタではなくアスペルギルスの方が出番が多いですね〜。

ぶどう球菌も入れると大きさ把握しやすいですよ。

先日はレクチャーありがとうございました!
くりぷとこっかすさんが可愛すぎて危うくiPadの待受にするところでした。
基礎配属のときに通っていた細菌学教室の匂いが恋しくなります。

>たにもと君

カンジダとクリプトコッカスは酵母様真菌であり、アスペルギルスなどの糸状菌と区別されます。
なので本物ではないと思います。


>師匠

確かに、細菌との大きさの違いが分かれば良かったですね・・・。
次はそうします!


>けしさん
あのiPadを持ってた方ですね。
ぜひ壁紙にしてください。
アスペルギルスをフィーチャリングしたID-CONFERENCEの壁紙もありますので、そちらも使ってください。
またレクチャー来てください。

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