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2011年1月27日 (木)

うどんCT

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市立奈良病院の忽那です。
突然ですが、上のCT写真をご覧ください。

胃の中に何か写っています。
高吸収域の線状陰影ですが、なんだかグルグルしています。

初めてこれを見たときは「ギャーーーーー!寄生虫だーーー!!」と悲鳴をあげたのですが、ちょうどそのとき香川大の救命センターから研修に来ていた先生が隣にいて、「ああ、うどんやでコレ」と教えてくれました。
香川の救命センターではかなりコモンな所見だそうです。
恐るべし、香川県民!

そしてこの所見を見た香川の先生は「ああ・・・うどん食べたい」とつぶやいていました。
胃で消化されているCT所見で食欲を催すとは・・・。
恐るべし、βラクタマーゼ!(すいません、言いたかっただけです)

しかし、なぜうどんが高吸収域になるのでしょうか。
炭水化物のせいでしょうか。
お好み焼きでも高吸収域になるのでしょうか。
広島で救急をされている先生にぜひとも教えていただきたいのですが・・・。

他の麺類についても気になります。
蕎麦や素麺ではどうなのか。
ラーメンやスパゲティではどうなのか。
PubMedで調べてみましたが残念ながら分かりませんでした。
もしうどんだけが高吸収域になるのであればこれはすごいことです。
うどんを利用してなにか造影検査的なことができるかもしれません(すいません思いつきで言ってるだけです)。

我々がうどんを食べるとき、麺にコシがある、ない、ということを表現しますが、そのコシによってCTの吸収度が違ったりするとさらに興味深いですね。
放射線科の先生に見ていただくと「うーん、このうどんの吸収度からすると稲庭うどんだな」とか分かったりするのかもしれません。
あるいはAi(オートプシーイメージング)などでも「このうどんの所見から、患者は死亡して2時間経過している」など分かったりするかもしれません。
僕が調べた範囲では、そのような知見に関する論文は見つかりませんでした。
今後の検討が期待されます。

関係ありませんが医中誌で「うどん王国讃岐における透析患者の実際 日本透析医学会雑誌(1340-3451)39巻Suppl.1 Page924(2006.05)」という会議録が見つかりました。
すごいタイトルです。
恐るべし、香川県民。
皆様からのうどんCTの情報、お待ちしております。

ID-conferenceでは、感染症についてためになる情報の発信を心がけております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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コメント

香川県は日本で一番エンゲル係数が小さい都道府県だそうです。県民にとってはトリビアの何者でも無く、単なる自慢だそうです。ちなみに私は宝塚市民なので全くの無縁です。

グラム染色道場師範手前様

しょうもないエントリーにコメントいただきありがとうございます。
うどん安いですもんね。
1玉150円とかで食べれるし。
香川ってお遍路に行ったときも思ったんですが、のどかなんですけど、なんか変な磁場がありますよね。
そしてこんな新名産品が。

パンの間に讃岐うどん…新バーガー発売中
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110115-OYT1T00352.htm

恐るべし、香川県民!

「もち」も高吸収域です。なんででしょうね。

もちも高吸収域ですか・・・。
これはやはりデンプンが原因ということなのでしょうか。

機会があればどなたかお好み焼きを食べた状態で腹部CTを撮影していただけると助かります(何が助かるかは不明ですが)。

この投稿に助けられました。ありがとうございました

うどん県でなくともラーメンも高吸収域に描出されます。12時前後、締めに食べたであろう後の時間帯に来院する腹痛では、しばしば見かけることのある所見です。

麺類は基本白く映ると思います。

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