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2010年6月19日 (土)

感染症センターホームページ、更新中!

もう1週間以上たってしまいましたが、6月9日のエントリーの、CAPD患者の排液から分離されたアプリコット色のコロニーを呈する、スライドカルチャー写真はFusarium(フサリウム)だろう、ということでした。

Konemannによると、Fusariumのコロニーはcottony or wooly(またはfluffy or granular、あるいはdownyとも表現される)でdistinctive lavender, rose-red, or magentaな表面とreverse-side pigmentationであると表現されています。

Fusariumは、AspergillusやScedosporiumと同じ"hyaline mold"に属し、その特徴は、macroconidiaおよびmicroconidiaの双方を持つことです。特にmicroconidiaの方は、Acremonium属のmicroconidiaと非常に似ており、一部の専門家は、Fusarium属とAcremonium属をほぼ同等のものとして見ています。

同定のキーになるのは、長めのカヌー型(またはバナナ型)をしたmacroconidiaで、なかは3から5個程度の隔壁で仕切られています。

ヒトに病原性をもつFusariumの中で最も多いのはF.solaniで50%ほどを占めます。あと20%がF.oxysporum、もう20%がF.verticillioidesです。

危険因子としては、長引く好中球減少症、GVHD、ステロイドなどがあり、治療はアムホテリシンBまたはボリコナゾールが推奨されています。

Fusariumの死亡率は60~80%と高く、予後は基本的に好中球数の回復具合と相関します(この辺はTrichosporonも一緒ですね)。

で、この写真は本当に Fusarium spp. なのでしょうか…。

ところで最近はブログの更新より感染症センターのホームページの更新にいそしんでおります。研究会・学会ページなども充実しておりますので(他人のため、というよりは、身内の抄録〆切の徹底のために使ってるが)、是非一度ご覧ください。

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