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2010年6月 9日 (水)

CLSIの改訂点2010と、カビの色々

今日は奈良県臨床検査微生物班の主催で栄研化学の方に「耐性菌の検出方法とM100-S20の変更点」というタイトルで講演して頂きました。いろいろと疑問に思っていたことがすっきりとしました。講師の方は相当CLSI manualを読み込んでおられるのでしょう、とても生き生きと講演されていました。

さて、先日のA.fumigatusのセロハンテープ法の顕微鏡写真のところで、グラム染色道場師範手前様に「培地上の集落の色」についてご質問を頂きましたので、下に写真を載せておきます。いかがでしょうか?
201006081

真菌ついでにもう一つ。CAPD患者の排液が検体です。

培地上の集落はこんな感じ。アプリコット色、と表現していいのでしょうか。
201006082
この検体については、こいちゃんさんにお願いしてスライドカルチャーもしてみました。
201006083
さて、何でしょうか?(私はこれが難しいのか簡単なのかも分かりません)

余談ですが、冒頭の講演のあと、地域の開業医の方から「針刺し時のHIV検査」のお話をお聞きしました。病院内で針刺しが起こったときはB型肝炎、C型肝炎、HIVを検査するのはもはや常識となりつつありますが、開業医ではまだまだそこまで認識されていないのだそうです。私も時々開業医での感染対策に思いを馳せることがありますが、針刺しについては全く考えが及びませんでした。

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コメント

真菌は発育させる培地の栄養分の高低に合わせて発育集落の色が変わります。教科書はポテトデキストロース(PDA)培地の色が掲載されています。例えばA.nigerなどは血液寒天では最初黄色くなります。なので選択性の強い培地(クロムアガーなど)は色調が変わり誤同定を招くことを思いながら同定していきます。勿論スライドカルチャー像は大切ですが。
あと、今回のスライドカルチャーは検査室としては意外に簡単ですよ。分生子の形が特徴ですので。
でも驚くことに市中病院の検査室では糸状菌の同定は皆さんしていないことが多いので、真菌症の患者を受け入れる際は聞いた方が良いかも知れません。すべて糸状菌と報告する施設もあるようです。悪口では無いですが教育不十分のため限界なようです。

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