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2010年5月30日 (日)

最近思うこと

大変ご無沙汰しております。
3月21日に日本に帰ってまいりました。
それから2ヶ月、あっという間でした。

最近思っていることを一つ。それは、「臨床微生物を学ぶ」ためのリソースが少ないということ。

具体的には "Manual of Clinical Microbiology" とか、"Koneman's Color Atlas and Textbook of Diagnostic Microbiology"などに相当する日本語の本がないのです。

アメリカで感染症の基礎、臨床を学んで、それまで日本で自分がやっていた「臨床感染学」が所詮UpToDateやSanford感染症ガイド、あるいはその他の書物の「上っ面」しかなぞっていなかったことに深く反省しました。

そこで、今更ながらまずは一つ一つの微生物の同定方法、毒性因子、感受性検査の方法と判定基準などを新たな気持ちで地道に学んでいきたいと思っています。

今後は「帰ってきたID CONFERENCE」と銘打って、グラム染色から一歩進んだ、あくまでも「臨床医のための」微生物検査について、このブログを通じて考えていきたいと思っていますのでご期待ください(というか、ご教授ください)。

201005281

写真は、何が考えられるでしょう?(標本提供:小泉さん thx)

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感染症」カテゴリの記事

コメント

私もついに帰国してしまいました。帰国してから留学時のことを思い出すと、何かを変えないとな、という気持ちになりますね。分野は違いますがお互いがんばりましょう。

珈琲男様
大変ご無沙汰しております。ぼちぼちと帰国される方々が増えてきましたね。Radwynでも今年の夏ぐらいに日本で集まろうか、という話が出ているようです。
ブログは時々拝見させていただいております。益々のご発展をお祈りしております。

これはセロハンテープ法で実施したスライドカルチャーでしょうか。少し折れ曲がっていて分かりにくいのは難易度を上げているのでしょうか。簡単に見れば頂嚢は楕円でメツラが1段なのでA. fumigatusで良いのでしょうが、培地上の集落の色は何色ですか?大事なことですので。

グラム染色道場師範手前様

これはただのセロハンテープ法です。
A.fumigatusだったと思います。

教科書にはキレイなアスペルがいっぱい載っていますが、実際にはこのように折れ曲がることが多いのでしょうか?

「教科書的なキレイな写真を撮ろう」としても、現実的に多くみられるのはそんなキレイな像ではないのであれば、「教科書的なキレイな写真」というのは、机上の学習にはいいのかもしれませんが、実務的には意味がないような気がしています。

セロハンテープ法はあくまで応用で、本来はスライドカルチャーをしないと教科書的な写真は撮れませんよ〜。アスペルなら2日間あればちゃんと撮れますよ。寒天とスライドガラスあれば良いから一度してみて下さい。

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