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2007年1月11日 (木)

第2回奈良県新興感染症研究会

本日,奈良ホテルで「奈良県新興感染症研究会」が催されました.

教育講演に奈良県健康増進課課長の北野博子先生がノロウイルスについて,特別講演に東北大学微生物学分野教授の押谷仁先生が新型インフルエンザ対策について,ご講演いただきました.私は,2年前にフィリピンで研修をさせて頂いたのをご縁に,狂犬病について,特に一般医家の日常診療の役に立つような内容を考えて,発表させて頂きました.以下,そのレジメです.

(1) 狂犬病のワクチンを打って欲しいといわれたら

(2) 犬に咬まれたと相談を受けたら

  • 日本のイヌは一応大丈夫
    • しかし,破傷風対策などは時に必要
    • 咬んだ犬の飼い主は保健所に届ける
  • 海外で咬まれたら
    • まずは,すぐに現地の医療機関を受診(日本に帰ってくるな)
    • 石けんと流水で速やかに,十分に洗う
    • いつ?どこで?どんな犬に?
  • イヌだけが危ないわけではない

(3) 狂犬病の患者がやってきたら(!?)

  • イヌにかまれたか?
    • いつ?:平均潜伏期間は1~3ヶ月
    • どこで?:狂犬病がないと認定されている国はわずか10数カ国
      日本,台湾,南極,スウェーデン,ノルウェーなど島国が多い
    • どんなイヌに?:咬んだ犬は捕獲する
  • 患者がイヌに咬まれていないといっても…
    • 患者は忘れていることがある
    • イヌだけが悪いわけではない
      アメリカなら,アライグマ,スカンク,キツネ,コウモリ
  • 典型的でない狂犬病は診断が難しい
    • 80%は教科書的な狂騒型
    • 20%は非典型的な麻痺型(ギランバレー症候群に似る)

20070111san_lazaro_1 写真は研修に行ったフィリピンの San Lazaro Hospital.

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