奈良県立医科大学感染症センターでは当科で働いていただける医師を募集しております。
詳しくは当科ホームページをご覧ください。
また当科のブログも開設しております。こちらもご愛顧くださいますようお願いします。
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Candida albicans カンジダ・アルビカンス(血培)
仮性菌糸を伸び伸びと伸ばします.
Candida glabrata カンジダ・グラブラータ(血培)
仮性菌糸を作らないのが特徴です.菌体も小ぶりです.グラム染色を見渡して,仮性菌糸らしきものがあれば「glabrataではないな」,仮性菌糸らしきものがなければ「glabrataかもしれない」と思うようにしています.
Candida parapsilosis カンジダ・パラシローシス(血培)
Candida albicansと比べると仮性菌糸が控えめです.菌体は長めで「タイ米」と表現した研修医がいました.新生児や小児で特に多く,フルコナゾールが第一選択(キャンディン系薬が効きにくい場合があります)となります.英語の発音は正確には「カンジダ・パラサイローシス」です(youtube).パラサイローシスにしてもパラシローシスにしても,途中の"p"は発音しません.しかし日本語の会話では分かりやすく「パラプシ」と呼ぶことが多いかもしれません.
Haemophilus influenze インフルエンザ菌(喀痰)
米をひとつかみ投げてばらまいた感じです.技師さんは「黄色ブドウ球菌や肺炎球菌などのグラム陽性菌は誰でも見えるし分かる.インフルエンザ菌は小さくて見逃しやすい.喀痰を見るときはまず『インフルエンザ菌はいないか』考えながら見なさい」と言います.
Staphylococcus aureus 黄色ブドウ球菌(血液培養)
菌体の後ろに赤いオーラをまとっていると黄色ブドウ球菌の可能性が高まります.Hadanoらは,"oozing sign"と呼んでいます.ピンクサイン,と呼ぶ人もいます.
クラスター(菌塊)がとても大きくなるパターンも黄色ブドウ球菌のことが多いです.
Staphylococcus epidermidis 表皮ブドウ球菌(血液培養)
黄色ブドウ球菌と比べると,菌体一つひとつがパラパラとばらけ,区別しやすい感じです.
Streptococcus dysgalactiae subspecies equisimilis (SDSE)(血培)
ランスフィールド分類では通常G群に分類され,GGS(Group G Streptococci)と呼ぶこともあります.長いレンサのレンサ球菌ですが,注目して欲しいのは「赤くべったりとした」背景です.本菌はβ溶血(完全溶血)で溶血性が高いため,血液培養では赤血球が溶血し,このグラム染色写真のように,赤血球が見えず,赤くべったりした背景になります.α溶血のレンサ球菌属の血培と比べるとその違いが分かりやすいです.
Streptococcus pneumoniae 肺炎球菌(喀痰)
市中肺炎,市中髄膜炎の代表的な菌である肺炎球菌です.「莢膜を有するグラム陽性双球菌」はグラム染色を代表するグラム染色像です.
Streptococcus salivarius(血培)
α溶血のいわゆる「緑色レンサ球菌属(ビリダンスレンサ球菌)」の一種です.β溶血性のレンサ球菌の血培グラム染色(例えば上のStreptococcus dysgalactiae subspecies equisimilis)と比べて,赤血球がよく残っているのが分かると思います.
11月26日(日)に、神戸市立医療センター中央市民病院で表記のセミナーを開催しました。
今回は新しい試みとして、「ICNではない看護師さん」をメインターゲットとして企画しました
結果的に130人近い方々(うち約2分の1が看護師さんで、4分の1が薬剤師さん)に参加していただき、とても盛況な会になりました。
先日ご案内した下記カンファレンスですが、会場が変更になりました。新しい会場は以下の通りです。
会 場:フクラシア東京ステーション 会議室G,H
〒100-0004東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル5F,6F
https://www.fukuracia-tokyo.jp/
IDATENの代表的活動の一つでありますIDATENインタラクティブケースカンファレンス(第45回)が今週6月4日(土)に開催されます。直前になりましたので再度のご案内をいたします。今回は倉敷中央病院感染症科の上山伸也先生に特別講演をお願いしています。またケースカンファレンスは成人と小児に別れて行うダブルトラックです。
日時:6月4日(土)13時30分~(13時開場)
会 場:フクラシア東京ステーション 会議室G,H
〒100-0004東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル5F,6F
特別講演
演者:倉敷中央病院感染症科/感染制御室 上山伸也先生
演題:感染症科は一日にして成らず~信頼される感染症科、ICTの作り方~
ケースカンファレンスはダブルトラック(成人、小児)です。
成人トラック
オーガナイザー:帝京大学 松永直久先生
症例提示1:自治医科大学附属病院感染症科
症例提示2:順天堂大学総合診療科
症例提示3:神戸医大学感染症内科
小児トラック
オーガナイザー:東京都立小児総合医療センター 堀越裕歩先生
症例提示1:諫早総合病院ほか
症例提示2:東京都立小児総合医療センターほか
症例提示3:聖路加国際病院
学生の方も、研修医の方も、ベテランの方も、看護師の方も、薬剤師の方も、検査技師の方も、その他の方々も、皆様是非奮ってご参加ください!
ID conference読者(そんなひとまだいるんかな)の皆さま
こんばんは.市立奈良病院 循環器内科のケシです.
予定手術の時とは違う慌ただしくリスクのある状況で,エビデンスと経験を駆使してできるだけ安全な気道確保を目指します.
大切な感染症診療の基本を見直し,目の前の患者さんに当てはめて考える方法を確認しました.フロアの感染症専門医たちも悩みながら,自分の考えを語ります.
何かと判断に迷う高齢者診療.医師の意思決定に知らない間に影響を及ぼしていること,知らない間に見逃していることを認識することからはじめます.
DCCの忽那です。
DCCの忽那です。
DCCの忽那です。
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